ウェディングについて知っておきたいこと
夫婦生活の基本
結婚式は20数年前だった。
当時はバブル前夜だったせいか、ゴンドラ披露宴も流行のハシリで拡がりつつあった。
そんな中だからこそ、一生に一度だからこそ神前式で結婚式を挙げたかった。日本人として羽織袴での結婚式。
一度着てみたかったことが大きな理由でもあったけど、正直に言ってゴンドラには乗りたくなかった。
つまり目立ちたくなかったのだ。
たままた女房もその意向に賛成してくれたから安心だったが。
親族での結婚式も終わり、披露宴の入場の時。
会場にはすでに招待客が来ているはずで、扉の前で私と女房が入場を待っていた。
そして入場。
私が先に入場して、その後にしずしずとウェディングドレス姿の女房が続いて入場するはずだったのだが。
私は緊張のあまり、入場前に係員から言われていた「奥様が付いて来れないので、ご主人さまはゆっくりとお進みください」という言葉を忘れてしまった。
どんどん歩いていく私、女房とのその距離がどんどん離れていく。係員から成業されても殆どお構いなしで、はやく一刻も早くひな壇に到着したくて仕方なかったようで、新婚早々での大失敗だった。
未だにその時のビデオを観ると恥ずかしくなる。
紋付袴を着ているために、どう見ても危ない職業の襲名披露みたいな私が、周りを睨みながら入場し、何者かに取り憑かれた如く視線を固めたまま入場してくる私が、20年経った今もそこにはいる。
・・・新婚早々での大失敗だった。
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